看護師 派遣（単発） | 製薬会社のお仕事

製薬会社で看護師として単発派遣のお仕事に就く場合、最も考えられるのがＣＲＣ（治験コーディネーター）という仕事内容です。製薬会社では開発したい薬品をそのまま一般の人に投与することは考えられません。本当に安全性は高いかどうか、どれくらいの人間に効果があり、どのような副作用が起こるのかデータを集めなくてはなりません。そうして集めたデータは国によって審査され、基準を満たしていなければ実際に使われることはなくなります。そのデータ収集から検査を受けるまでの工程を治験と呼び、製薬会社は新しい医薬品を開発するたびに、治験を行なうために必要な人員を単発的に募集することがあります。

主な業務は、その医薬品にふさわしいと考えられる患者の選定です。患者として治験に参加したいと思う人は、意外にも沢山います。一般に出回らない薬品を使うことで、現在の治療に満足していない人にとっては治験は可能性に満ちています。また、報酬がとても高額なため割のいいアルバイトとしても知られているのです。登録されている多くの人の中から、看護師は医師とともに話し合って適切な人員を選びます。たとえば、年齢や性別、過去にある特定の病気にかかったことがある、血圧や血糖値がある程度似通っている…という風にさまざまな条件のもとで選んでいきます。治験を行なう全員が似たような健康状態の場合もありますし、バラバラの場合もあります。その後、治験がスムーズに行なわれるようにスケジュールを調整したり、データのとりまとめを行なうなどのフォロー業務を行ないます。

当日までに医師や製薬会社から患者に説明が行なわれますが、それでも開発段階の医薬品を身体に取り込むのは不安な事です。よって、治験の最中に気分を悪くしたり不安になったりする患者をきちんとサポートしていくことも必要です。派遣（単発・短期）の仕事であっても、看護師には気配りが求められること。そして、どんな事が起こりうるか断定できない状況に際しても慌てず適切なケアを施せること。そして医師などと協力しコミュニケーションをとりあって動くことなどが求められるため高度な求人募集と言えるでしょう。