単発派遣ではなく長期派遣で働きたい看護師さんへ

単発派遣ではなく長期派遣で働きたい看護師さんへ

看護師の派遣募集の中で、最も長期の雇用となるものは「紹介予定派遣」というものです。これは、一度派遣として契約期間働いてみて、雇用側がその働きぶりを評価すれば正社員として採用するという募集です。正社員になる約束がほぼ確約されたも同然なので、非常に人気があります。では、最初から正社員で病院に勤務するのとは何が違うのでしょうか。

 

メリットとしては、お試しの期間があるということ。一見すると正社員になるまでは雇用主側が働く人を試しているように思えますが、働く側にとっても職場を見極める時間が得られるので安心なのです。また、自分だけではなく看護師求人サイトを後ろ盾にして正社員登用されるまでと、された後の条件面についてもしっかり話し合いの場を設けることができます。自分1人で正社員として病院に入ると、雇用される側の立場は弱まりがちです。場合によっては自分の理想と違っても人手不足で辞めづらかったり、試用期間中に条件を変えられることもあります。そういった不安がなく、将来の安心を手堅く得られるという面では長く活躍できる「紹介予定派遣」にはメリットが多く感じられることでしょう。

 

デメリットとしては、お試しの期間に、双方の意識の相違があったりすれ違いが起きるとトラブルになりやすいということ。せっかく正社員の筋道が整っても、条件面などのすり合わせが足りておらず、最終的に辞めるとなると雇用側にも求人サイト側にもマイナスが出るために「話が違う」と議論になることも。また、結婚や出産などでライフスタイルが途中で変わると最初の条件を満たせずに途中退場ということもあります。

 

これを避けるためには、まず自分のニーズを把握すること。いつでも紹介会社が話し合いの場を設けてくれると考えていると、お試し期間はあっという間に過ぎて正社員契約が結ばれる日になってから条件を見直したり、後手後手に回ってしまいます。望ましいのは、一番最初の面接の時点で、自分の数年先のビジョンが見渡せる事、ライフスタイルの変化に対応できる範囲の勤務条件下を自分なりに見極めること、どうしてもゆずれない点などを最初から意識しておくことです。譲れない点がハッキリしたら、面接で自分が思っていた求人と違うと感じた時点であまり深入りしないことが重要です。紹介予定派遣のメリットは雇用側にも多くあるために、案件は沢山あります。

 

ポイントとしては、適度に求人サイトを頼りつつ、頼りすぎないこと。自分の軸をしっかり決めて動くことです。1つひとつ違う職場に足を踏み入れてから吟味するよりも、選ぶ段階で求人サイトや病院側ときちんと話をしておくと正社員になってからも満足して働ける職場と出会う確立が上がります。普段からどのように働きたいのかを明確にし、自分の家族や生活環境も見据えて長く働いていける職場かどうか考えておきましょう。そして、お試し期間の間に職場の状況をよく見極めることも大切です。

看護師派遣【単発・短期の人気求人はこちら】